不動産の所有者が亡くなってしまった場合、新しい所有権者を確定させるために登記手続きをしなくてはいけません。特に、相続登記の場合は複雑な対応になることがほとんどであるため、司法書士に相談を行うことが一般的です。法務局に申請する必要がありますので、きちんとした形式で手続きを進めなくてはいけません。相続登記を司法書士に相談するメリットは、いくつも存在します。
まず、相続のサポートを行ってくれるという点です。戸籍謄本などを収集することによって、誰が相続人であるのかということを明確にしていくことが可能です。実際に、相続登記が一般的な不動産登記と異なるのは、当人だけが所有権移転登記をするわけでは無いという点です。相続人をきちんと確認して、どういった状況になっているのかを把握する必要があります。
そのためには、何人の相続人が存在するのかを調べてそこから客観的に進めていく必要があります。司法書士にあらかじめ相談しておけば、将来的に必要になる遺産分割協議のサポートもしてもらえます。相続人の間でどういった分配方法を採用するのかなどの話し合いを進める必要がありますので、大きな問題に発展する前に相談しておくと良いです。また、遺産分割協議を行った場合にはそのための証明書類として遺産分割協議書を作成しなくてはいけません。
書類にまとめることによって、初めて客観的な法律的な効果が出てきますので、こういった観点からも事前に司法書士に相談しておくことはメリットが多いと言えます。
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